アストルフォ
天草四郎
エウリュアレ
巌窟王
クー・フーリン〔プロトタイプ〕
ジル・ド・レェ(キャスター)
ヘクトール
メディア〔リリィ〕
両儀式(アサシン)
両儀式(セイバー)
自身の宝具威力を30%上昇
登場時に全体に回避を付与(1回)
グリフォンという幻獣が、かつて世界を闊歩していた。
人や馬を常食する、何とも凶暴な獣だったという。
そして、そのグリフォンが雌馬と番うとヒポグリフが
誕生するのだと言われている。
……餌と番う動物は存在しない。
だから、このヒポグリフは本来有り得ぬ魔獣である
……のだが。
「じゃ、どうしてキミはボクの乗物なのさ?」
「クェー」
(意訳:吾思う故に吾あり。幻想もまた真実)
「分かんないかー、そうだよねー、だよねー。
ボクも分かんないもんねー」
「クァー」
(意訳:おお、世界は幻想に満ちている!)
「大丈夫大丈夫、ボクはキミのこと大好きだからねー! ほらほら、ぎゅーってしてあげるから!」
「グェー」
(意訳:話を聞いて下さい)
だから、土台無理な話だっていうの。わかる?
私は愛されるために生まれた女神、
戦うために存在するアテナやアレスならまだしも
男たちに望まれ、愛され、奪われるために在る
ような私たちが戦えるハズないわ。
でも、こうしてサーヴァントになってしまった。
しかもアーチャー。
宝具だって勝手に生えてきちゃうんだもの。
しかも見て、弓矢。
愛の弓矢ってそれ、クピド神のアレじゃないの!
メドゥーサに言われなくてもわかるわよ!
でもまあ、仕方ないわ。
この手にあるからには引き絞ったりしてあげる。
せいぜい───あなたのためにね。マスター。
自身がフィールドにいる間
味方全体に【猛獣】特攻を20%状態を付与
自身がフィールドにいる間
味方全体の宝具威力を20%アップ
自身がフィールドにいる間
味方全体の回復量を30%アップ
『甘いお菓子。それは仲良しの象徴。
なぜって、たいていの人はお菓子を食べていれば、
怒ったり悲しんだりしないのですから』
◆
「まあ―――まあまあまあまあ!」
何の変哲もないレシピ本を読んだ時、
小さな魔女は歓びの声をあげました。
それは普段から彼女がなんとなく思っていた事を、
明確にカタチにした呪文だったからです。
「なんて素敵なのでしょう。
なんて真理なのでしょう。
人々が争うのは甘みが足りないからで、
奪い合うのはパンケーキが有限だったからなんて!」
思い立ったがドゥームズデイ。
近くに女神も姉弟子もいなかったのが災いしました。
彼女は愛用の杖を手にとって、
無限の食材となるべき神秘の召喚に挑みました。
その結果は語るまでもありません。
困った事にこの小さな魔女は、なんていうか、
魔術の腕は超が三つ付くぐらい一流だったのです☆
それはある少年の懐い出。
夕暮れの教室に残った記憶。
束の間だけ繋いだ温かな光を見送った、
織という夢の名残。